アルファレジン W-12

 

アルファレジンW-12は弊社エポキシ樹脂の反応性乳化剤であるW-10をベースに、より簡易に使用できるようW-10と最も相乗効果のあるアニオン系の乳化剤を少量添加したものです。
アルファレジンW-10はエポキシ樹脂の乳化、安定化の能力が高い性質があります。このW-10と相性の良いアニオン活性剤を組み合わせることにより、W-10の乳化力を一層高めています。

アルファレジンW-12を一定量エポキシ樹脂と混合し、強制撹拌しながら水を徐々に添加していくことによって液状エポキシ樹脂エマルジョンを製造することができます。

高価なホモニナイザー等の乳化装置でなく、より安価なディスパー等の攪拌機等で安定なエマルジョンが製造可能となります。

 

 外観  淡褐色液状
 主成分 グリシジルエーテル類(ノニオン)と少量のアニオン界面活性剤の混合物 
 不揮発分 約80% 
 エポキシ当量 約670 
 粘度 cps/25℃ 約1500〜5000 


液状エポキシ樹脂の乳化方法

 アルファレジン W-12  約2〜3
 828タイプ液状エポキシ樹脂  60
 水  40


乳化手順
@エポキシ樹脂にに対して2.5〜5%のアルファレジンW-12を加え、混合します。
A水は10分割し撹拌しながら水を少量ずつ加え、混合します。1分割ごとに5分以上撹拌し混合します。

乳化はW/O型で始まり、最初のころは徐々に粘度が増してきます。3〜7分割目頃は特によく撹拌混合すします。やがてO/W型に転換し、粘度は下がり始めます。